本文へ移動

ブログ

滝田山岳会_立山編_1/2

2018-10-12
滝田山岳部から今年最後の山行報告です。
 
昨年10月8日に鹿島槍ヶ岳から観た立山連邦に感動し、
今年は、ぜひあの山に登りたいと思っていました。
9月の週末は秋雨前線と台風による悪天候のため、なかなか実現できませんでしたが、
台風25号が日本海を通過した翌日の10月7日と8日に立山登山を実行しました。

立山は主峰の雄山、最高峰の大汝山、そして富士ノ折立からなる、山塊の総称です。
また、立山と別山、浄土山を合わせて立山三山と呼ばれています。
今回は室堂から別山へ登り、雄山から一ノ越を経て室堂へ戻る周回コースに挑みました。

7日に長野県扇沢から黒部ダムを経て室堂に入りました。
朝10:00に登山を開始しましたが、この日は霧雨と濃霧でまったく展望がなく、
重い足取りで宿泊する山小屋へ向かいました。
雷鳥沢キャンプ場から雷鳥坂の急坂を登り、
午後14:30にやっとの思いで山小屋に到着しました。
次の日もこのままの霧雨と濃霧かと気落ちしていましたが、
その夜に霧も晴れて、夜空に満天の星と天の川を見ることができ、
翌日の晴天を予感しました。

8日は朝6時に最初のピークである別山(2874m)を目指しました。
立山はすでに晩秋で、いたる所に2cm程もある霜柱が立っていました。
別山からは釼岳を間近に観ることができ、人を寄せつけないその迫力に圧倒されました。
これから私達が向かう峰々がコバルトブルーの空の中遙かに見渡せ、心を躍らせました。
 
次に、真砂岳の頂を踏むと、いよいよ3000mの稜線を目指します。
まず現れる富士ノ折立は岩場の急登で、夏に登頂した槍ヶ岳を思い出すひとときでした。
 
次のピークは最高峰である大汝山(3015m)です。
ここからは長野県側に後立山連峰、眼下には昨日霧の中で見た黒部湖、
富山県側には室堂の燃え立つような紅葉を観ることができ、
360度の展望は立山連峰の雄大さを見事に表していました。
その余韻を残しつつ、最後のピークである雄山(3003m)へ向かいました。

雄山には雄山神社が祀られており、大勢の登山客でにぎわっています。
我々もここで登山の安全を祈願しました。
その後は一気に一ノ越まで下り、室堂へ無事に戻ってきました。
昨日泊まった山小屋までの急登から一日かけて歩いた稜線までがすべて見渡せました。
 
二日間の足跡を辿ってみると、
今回の登山では5つのピークを踏み、その都度違った感動がありました。
「百の頂に百の喜びあり」と言った深田久弥の言葉を実感することができた山旅でした。
秋の立山は澄みきった空気の中、紺碧の空と燃えるような紅葉を楽しめるのが魅力です。
我々も今年最後の山行にふさわしい思い出を残すことができました。
来年も安全で楽しい登山ができることを祈っています。
株式会社 滝田
〒943-0121
新潟県上越市大字藤塚411番地1
TEL.025-523-2881
FAX.025-522-0162

◎金属プレス加工
◎精密板金・溶接・塗装・組立
◎プレス金型製作
◎電界製品製造販売

TOPへ戻る