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滝田山岳会_遠見尾根編

2025-04-14
皆さんお久しぶりです。滝田山岳部からの登山報告です。

滝田山岳部はこれまで、冬季は活動を休止していましたが、
3年前に八ヶ岳の美濃戸口から赤岳鉱泉への雪道を歩いてから雪山歩きにハマってしまい、
それから毎シーズン、八ヶ岳を中心に雪山登山をしています。
2年前は天狗岳に登り、昨年は北横岳~縞枯山を縦走しました。
今年は少し本格的な雪山登山に挑戦すべく、五竜岳へ続く遠見尾根に登ってきました。

どこを目的地にする訳でもなく、行けるところまで登ろうと気楽な気持ちで計画をしました。
五竜とおみからテレキャビンに乗ってアルプス平まで上り、
リフトを一本乗って地蔵ノ頭の直下から登山開始です。

踏み跡のある雪道を歩いて急坂を登りきると稜線に立ちました。
ここから小遠見まで細い稜線を歩きます。
風を遮るものがなくなった途端、横殴りの風が強くなり、
飛ばされぬようにと足を踏ん張りました。
なんとか小遠見に着き、先行者が掘ってくれた雪穴で小休止です。
凍える寒さのなか、この雪穴でテント泊をした人がいることを思うと
真似が出来ないなと感心しました。
ここで引き返そうか悩みましたが、
もう少し先の中遠見まで行こうということになり歩を進めました。
中遠見ではさらに顔をあげられない程の強風になり、
ここも先行者が築いてくれた雪洞に入って避難し、腹ごしらえをしました。
風は増々強くなるばかりであり、下山の体力を残しておくためにも、
ここで引き返すことにしました。
雪道の下山は強風のため、登りの深いトレースも消えていました。
ヤセ尾根を滑落しないよう慎重に歩いて何とか無事に下山できました。
3年前の夏、五竜岳を目前に台風に阻まれ、この尾根を下って下山しました。
その印象で向かったところ、夏山とは別の生き物だと感じました。
この冬山の洗礼は良い経験になりました。

恐怖感はありましたが、武田菱も見ることができ、印象を上書きした雪山登山になりました。
我々滝田山岳部は、今後とも「楽しく安全に」をモットーに登山を続けていきたいと思っています。

皆さん、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
株式会社 滝田
〒943-0121
新潟県上越市大字藤塚411番地1
TEL.025-523-2881
FAX.025-522-0162

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