滝田山岳会_北八ヶ岳編
2025-04-26
皆さんこんにちは。
滝田山岳部から登山報告です。
3月の遠見尾根に続いて、今回は北八ヶ岳を歩いてきました。
遠見尾根の本格的な雪山と違い、ノンビリした雪山歩きを想定していましたが、
予想が大きくはずれました。
どのようにはずれたかは、後ほど述べることに。
今回は稲子湯の登山口から「しらびそ小屋」を経て中山峠へ登り、
黒百合ヒュッテでビーフシチューを食べてから、来た道を稲子湯へ戻る計画です。
久しぶりの晴天の中、みどり池入口から歩き始めました。
最初は雪も少なく、平坦な道を快調に進みます。
ほどなくして樹林帯に入り、アイゼンを装着しました。
この時季の八ヶ岳はまだ雪深く、時おり梢から雪が舞い落ち、キラキラととても美しいです。
1時間半程で最初の目的地である「しらびそ小屋」に到着。
夏場なら緑色であろうみどり池は氷と雪におおわれて真っ白でした。
みどり池越しにそびえる東天狗岳のとがった山頂に心躍らせ、
しばらく休憩した後、中山峠へ向けて出発です。
本沢温泉への分岐から山道に入ります。
雪は増々深くなっていきますが、先行者の踏み跡をたどってゆっくり進みます。
踏み跡が一人分しかなく、心配になりながらも樹林帯を進みました。
少しして踏み跡をつけてくれた先行者が下って来たので、ホっとし話を聞くと、
『夏場はつづら折りの道だが、雪で直登出来ます。
斜度がきついので気を付けてください』と言われました。
樹林帯を抜けると道は聞いた通りの急斜面になりました。
すぐ横の斜面には雪崩の痕跡があり、雪の壁をおそるおそる這うようにして登りました。
下山はどうやって下るのか心配になりましたが、先ずは上へ上へと登るのみです。
やっとのことで中山峠の稜線へ到着。
稜線は風の通り道で、体を飛ばされそうな強風が吹きつけてきました。
その後、5分ほどで黒百合ヒュッテに到着。2年ぶりのビーフシチューを味わいました。
滝田山岳部から登山報告です。
3月の遠見尾根に続いて、今回は北八ヶ岳を歩いてきました。
遠見尾根の本格的な雪山と違い、ノンビリした雪山歩きを想定していましたが、
予想が大きくはずれました。
どのようにはずれたかは、後ほど述べることに。
今回は稲子湯の登山口から「しらびそ小屋」を経て中山峠へ登り、
黒百合ヒュッテでビーフシチューを食べてから、来た道を稲子湯へ戻る計画です。
久しぶりの晴天の中、みどり池入口から歩き始めました。
最初は雪も少なく、平坦な道を快調に進みます。
ほどなくして樹林帯に入り、アイゼンを装着しました。
この時季の八ヶ岳はまだ雪深く、時おり梢から雪が舞い落ち、キラキラととても美しいです。
1時間半程で最初の目的地である「しらびそ小屋」に到着。
夏場なら緑色であろうみどり池は氷と雪におおわれて真っ白でした。
みどり池越しにそびえる東天狗岳のとがった山頂に心躍らせ、
しばらく休憩した後、中山峠へ向けて出発です。
本沢温泉への分岐から山道に入ります。
雪は増々深くなっていきますが、先行者の踏み跡をたどってゆっくり進みます。
踏み跡が一人分しかなく、心配になりながらも樹林帯を進みました。
少しして踏み跡をつけてくれた先行者が下って来たので、ホっとし話を聞くと、
『夏場はつづら折りの道だが、雪で直登出来ます。
斜度がきついので気を付けてください』と言われました。
樹林帯を抜けると道は聞いた通りの急斜面になりました。
すぐ横の斜面には雪崩の痕跡があり、雪の壁をおそるおそる這うようにして登りました。
下山はどうやって下るのか心配になりましたが、先ずは上へ上へと登るのみです。
やっとのことで中山峠の稜線へ到着。
稜線は風の通り道で、体を飛ばされそうな強風が吹きつけてきました。
その後、5分ほどで黒百合ヒュッテに到着。2年ぶりのビーフシチューを味わいました。
さて、いよいよ下山です。中山峠からの下りは気を緩めると滑落しそうな恐怖感があります。
そう思った瞬間、足を滑らせ10m程滑落しました。
幸いにも途中に大きな樹木があり、そこで止まることができました。
ホッとしたのも束の間、続けて2人が落ちてきました。
それでも樹林のおかげで、何とか二人をくい止めることができました。
一人はサングラスのレンズがどこかに飛び去り、顔に少し傷をおってしまいました。
恐怖からくる興奮を深呼吸をして静めてから下山を再開しました。
以降はクライムダウンの姿勢でつま先を斜面に蹴り込んで足場を作りながら慎重に下り、
無事に「しらびそ小屋」まで戻ってきました。
登山は気を緩めると重大事故につながることを肝に銘じました。
我々滝田山岳部は、今後も「楽しく安全に」をモットーに登山を続けてゆきたいと思っています。
皆さん、今回も最後までお読みいただきまして有難うございました。
そう思った瞬間、足を滑らせ10m程滑落しました。
幸いにも途中に大きな樹木があり、そこで止まることができました。
ホッとしたのも束の間、続けて2人が落ちてきました。
それでも樹林のおかげで、何とか二人をくい止めることができました。
一人はサングラスのレンズがどこかに飛び去り、顔に少し傷をおってしまいました。
恐怖からくる興奮を深呼吸をして静めてから下山を再開しました。
以降はクライムダウンの姿勢でつま先を斜面に蹴り込んで足場を作りながら慎重に下り、
無事に「しらびそ小屋」まで戻ってきました。
登山は気を緩めると重大事故につながることを肝に銘じました。
我々滝田山岳部は、今後も「楽しく安全に」をモットーに登山を続けてゆきたいと思っています。
皆さん、今回も最後までお読みいただきまして有難うございました。
