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滝田山岳会_五竜岳編

2023-07-20
硫黄岳 爆裂火口
岩菅山
西天狗岳山頂
牛首~五竜岳(昨年台風時の登山より)
皆さん、ご無沙汰いたしました。
昨年7月の赤岳以来の登山報告です。

しばらく休筆していましたが、この間我々は活動を休止していた訳ではありません。
八ヶ岳の硫黄岳では爆裂火口に驚き、菅平の四阿山・根子岳に心癒され、
志賀高原の岩菅山や雪の天狗岳から望む赤岳に感動したり、活動していました。
コロナも緩和された今回は7月15日、16日にかけて北アルプスの五竜岳を目指しました。

五竜岳は昨年9月に登頂を試みたのですが、
台風のため登頂を断念したという苦い経緯があり、今回が二度目のチャレンジです。

後立山連峰の中でも急峻な姿が目につく五竜岳(2814m)は長野県と富山県にまたがる百名山です。
深田久弥は著書「日本百名山」の中で“岩のこぶだらけの筋骨隆々とした力強い山”と表現しており、
まったくその通りの山でした。
牛首を行く
牛首を超える
五竜岳山頂に迫る
登頂その1
登頂その2
15日の早朝、黒菱からリフトを乗り継ぎ、八方池山荘から登山開始です。
残念ながらこの日は強風と雨で眺望に恵まれず、
八方池、丸山ケルンを素通りして、唐松岳頂上山荘まで一気に登りました。
唐松岳頂上山荘で昼食休憩をとり、身体を温め、五竜岳山荘へ向けていざ出発です。

出発すると直ぐにこの日一番の難所、牛首が待ち受けています。
雨は止みましたが強風は相変わらずで、突風を身を屈めてやり過ごしながら、
鎖と岩の出っ張りを頼りに切れ落ちた岩場と1時間ほど格闘し、命がけで通過しました。
そこからアップダウンを繰り返し、午後4時に本日泊まる五竜山荘にようやく到着しました。

平場では連日のように猛暑日が続いていましたが、山荘では息が白くなるほど寒く、
フリースを持参しなかった事を後悔しました。
この日は五竜山荘名物のカレーを食べて英気を養い、明日に備えて19時半には就寝しました。

翌日16日も強風は止まず、しかも濃霧で周囲は真っ白です。
登頂をためらいましたが、昨年のリベンジを果たすため、装備を整えて出発しました。

山頂までは1時間程の道のりでしたが、山頂直下はスリリングな岩場の連続で、必死の思いで登りました。
無事山頂に到達しましたが、霧に包まれてまったく眺望がなく、
そこにあるはずの鹿島槍ヶ岳、立山連峰、剱岳の姿を想像するしかありませんでした。

山頂で全員お揃いの山小屋Tシャツで記念撮影をした後、
「五竜岳は上りより下りが難しい」と言われる所以の濡れた滑りやすい岩場を下りました。

帰りは昨日通った牛首を登り返し、唐松岳頂上山荘を経て、やっと晴れた青空の下、八方尾根を下りました。

今回は強風の中の岩場通過ということで大変危険な登山だったと思います。
全員、無事に帰宅できたことに感謝した山行でした。
株式会社 滝田
〒943-0121
新潟県上越市大字藤塚411番地1
TEL.025-523-2881
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